SUS447J1(ステンレス鋼材)の成分、元素組成、耐力、引張強さ、伸び、硬度の一覧

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SUS447J1の特性と主な用途

30Cr-2Mo-極低(C,N)の基本組成を持ちます。高Cr-Moで、C,Nを極度に低下させた、耐食性に優れたステンレス鋼材です。酢酸、乳酸などの有機酸関係プラント、か性ソーダ製造プラント、ハロゲンイオンによる耐応力腐食割れ性、耐孔食性の用途や公害防止機器にも使われます。

化学成分

SUS447J1の成分、組成(単位:%)
ステンレス鋼材の種類 C Si Mn P S Cr Mo N その他
SUS447J1 0.010以下 0.40以下 0.40以下 0.030以下 0.020以下 28.50
〜32.00
1.50
〜2.50
0.015以下 -

成分表以外に、Niを0.50%以下、Cuを0.20%以下及び(Ni+Cu)を0.50%以下含有してもよいとされます。また、この表以外にもV, TiまたはNbのうちの一つ又は複数の元素を含有してもよいとの規定があります。

機械的特性

ステンレス鋼材の種類 耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
%
硬さ 曲げ性
HBW HRBS又はHRBW HV 曲げ角度 内側半径
SUS447J1 295以上 450以上 22以上 207以下 95以下 220以下 180° 厚さの1.0倍

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